技コラム特別編

SUPLEX
後編
『背面からのスープレックス』

ジャーマンスープレックス
プロレスの芸術品とまで言われる
代表的なスープレックス、邦題『原爆固め』
カールゴッチからアントニオ猪木に継承されたのを皮切りに
これまでジャーマンをゴッチに習いに行った選手ってどのくらいいるんだろう?

えーと背面から組み付いて、後方に。
そのままホールドしてフォール勝ちを狙うのが基本ですが
90年代なかばくらいから、途中でクラッチを離して
後方に放り投げる『投げっぱなしジャーマン』が大流行
いったい誰が命名したのか解りませんが『投げっぱなし』って語感が最高です
逆に一度投げてもクラッチを離さず、そのまま体勢を整えて
更にジャーマンに行くのがローリングジャーマン (転がりながら再度ジャーマン)
(ワイルドペガサス、ゲーリーオブライト等。こないだ菊地毅もやってた
スペルデルフィンのデルフィンスペシャルはジャーマンから縦に相手の上を
転がって、そこからタイガースープレックス、だったと思います。

最近では高山や中西がキチンとフォールを狙うジャーマンスープレックスホールドを使っています。

個人的にジャーマンの綺麗だった選手ったら
前田日明、初代タイガーマスク、の2選手。
というのも、管理人の眺めていた猪木のジャーマンは既に衰えていたので
高さ、スピード、ブリッジ、共に綺麗だった印象は前田と佐山な訳

 

 

ドラゴンスープレックス
であって、
取り押さえられた銀行強盗ではありません
(画像:)

藤波辰爾のドラゴン殺法:)の一つで
相手をフルネルソンに固めたまま
後方にブン投げてホールドするのですが
当時、あまりに危険なので
WWFなんかでは禁止されてたそうです。

なお、前田や高田、オブライトなど
U絡みの選手が使う場合は
フルネルソンスープレックス

新日本ジュニア時代の大谷選手の
ドラゴンスープレックスは
「高速ドラゴンスープレックス」、
本気で速かったです。

 

タイガースープレックス
であって、
取り押さえられた銀行強盗ではありません
(わかったってば)

初代タイガーマスクが使い始めた
相手を羽交い締めにクラッチしての
スープレックスで
受け身が取れない度もかなり高いです

なお、初代タイガーが考案したものと
永らく勘違いしていましたが
実際には他の外国人選手が元祖との事。

 

他にも小橋健太の『ハーフネルソンスープレックス』とか
うーんと、誰が本家なのかな、相手の腕を交差させて投げる『クロスアームスープレックス』、
獣神ライガーの『ライガースープレックス』
現行、4代目タイガーマスクの『チキンウィングスープレックス』
もちろん忘れちゃいけない、豊田真奈美の『ジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックス』
などなど
背面からのスープレックスは挙げていたらキリがないのと
単純に疲れたので:)
今回はこの代表的な3つの背面からのスープレックスで御勘弁を:)

以上、技コラム番外編
『スープレックス』
でした

追記2003.5.11
ジョニーエースの『コブラクラッチスープレックス』も
受け身取れなさそうで怖かったです;)

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