技コラム特別編

SUPLEX
スープレックス
はプロレスにおける、ある種の投げ技の総称です。
確実に共通するのは、相手をクラッチ(組み付いて固める)
ブリッジして自分の後方にブン投げる、ということです。

人間風車ビル・ロビンソンいわく
『まっすぐ後ろに投げるのがスープレックス
ななめに投げるのがサルト』


ここでは各種スープレックスを御紹介させて頂きますが
画像ではそのスープレックスの『クラッチ』の具合だけ御説明させて
頂きます。全て『その状態からブリッジして後方にブン投げる技』です。
クラッチ自体がその技、ではありませんので御注意下さい。

あと、
スープレックスはヘソで投げろ!:)

 

フロントスープレックス
相手を正面から抱え込んで
後方にブン投げます。
プロレスに於いては序盤の軽い技です。

相手の片腕も一緒にクラッチする
選手も多いようです。
橋本選手のスロイダー
そのクラッチからナナメ横に投げる感じです。

  サイドスープレックス
アマレスでいう『俵返し』から後方に。
これもプロレスでは基本技、
アマレス出身のレスラーが得意としています。
殺人医師スティーブ・ウィリアムスは
俵返しから相手を正面に抱え上げて
その場で開脚ジャンプして相手を正面に落とす
ドクターボムが得意技。
ジムスティールのターボドロップ(その場の方)も
入り方は俵返しです

 

 

ダブルアームスープレックス
邦題『人間風車』
当然、代表的な使い手といえば
ビル・ロビンソンで、人間風車は
当人のキャッチコピーにもなっています。
ブリッジしたあとそのままホールドして
フォールを狙う事も出来ます。

このクラッチから相手を抱え上げて
その場開脚ジャンプ、クラッチを離して
相手を前に背中から落とすのが
三沢タイガー考案のタイガードライバー
同じく、相手を抱え上げて
そのまま相手を正面に顔から落とすのが
トリプルHのペディグリー

 

ハーフハッチスープレックス
一昔前なら前田日明兄さん、
最近では新日本プロレスの若手、棚橋。

個人的に結構好きなスープレックスです:)
これもこのままホールドして
フォールを狙えます。

相手の首と腕をクラッチします。
画像では相手の首を
右腕で抱えていますが、左腕が正解みたい
あと、腕のクラッチは
分りやすくしてありますが
実際にはもっと軽く
『すくいあげる』感じ。

相手の腕をアームロックしておくと
スーパーストロングマシンの
魔神風車固めに:)

 

 

 

フィッシャーマンズスープレックス
邦題『網打ち式原爆固め』
もう、自分なんかの世代なら
虎ハンター小林邦昭の代名詞!

相手の首と脚をクラッチするスープレックスで
そのままホールドするのが基本。

獣神サンダーライガーさん考案の
フィッシャーマンバスター
このクラッチのまま抱え上げて
上まであげたら、そのまま垂直落下。
見栄えのいい技なので
すっかりメジャー技、
色んな選手が使っていますが
本家はライガーさんです。

 

ノーザンライトスープレックス
邦題『北斗原爆固め』
馳浩オリジナルのスープレックス。

相手の脇に頭を突っ込んだ状態から
腕を胴をクラッチして後方へ、
そのままホールドしてフォール狙い。

馳の他にはノアの秋山準が使ってます。

 

 

SUPLEX
ちょっと小休止♪

スープレックスといえば、個人的にすぐ思い浮かぶのが
前田日明、ジャンボ鶴田、ゲーリー・オブライト、の3選手。
勿論、他にも沢山いますが、筆頭といえばこの3人かなあ。
少し前の世代なら当然カールゴッチ、ビルロビンソンだと思うのですが
自分の世代ではやっぱり前田、鶴田、オブライト。
鶴田とオブライトは既にこの世を去ってしまいましたし
前田日明兄さんも現役ではありません...

なので、個人的には新日本プロレス棚橋選手には
かなり期待しているんですヨ♪
ハーフハッチも甦らせてくれたし:)

NEXT SUPLEX

付き合い切れないのでBACK